10月8日-15日期間中、山形県で
2年に1回行われるこの映画祭は
山形市の市制100周年を記念して始まって
今年で14回目となります。
なんでも、
三里塚闘争(またの呼び名を成田闘争)シリーズを
撮ったドキュメンタリー監督・ 小川 紳介氏が東京から山形の上山市に移住し、
映画制作を行っていたことから
この映画祭の発案人として山形県でドキュメンタリー映画祭を催すことになったそう。
ドキュメンタリーに特化した映画祭は珍しく
アジア圏でも数少ない貴重な映画祭とのこと。
私、本当に映画が大好きで
映画マニアとかそう言うことではなく、
映画というその成り、
そのものがとても好きなので
この映画祭に参加できたことも
(メイン会場の山形市民ホール)
私は10日11日12日の3日間で
下記5作品を鑑賞しました。
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①
「Us women.Them wome」
(邦題:女たち、彼女たち)
※インターナショナル・コンペディション ノミネート作品※
監督:フリア・ペッシェ
アルゼンチン/2015/65min
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②
「Maria Sabina Woman Sprit」
(邦題:マリア・サビーナ 女の霊)
監督:ニコラス・エチェバリア
メキシコ/1979/80min
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③
「Snakeskin」
(邦題:蛇の皮)
監督:ダニエル・フイ
シンガポール/2014/54min
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④
「首相官邸の前で」
監督:小熊英二
日本/2015/109分
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⑤
「The Battle of Chile Ⅰ Ⅱ Ⅲ」
(邦題:チリの戦い 三部作)
監督:パトリシオ・グスマン
チリ/1975-1978/263min
今回の山形国際ドキュメンタリー映画祭、
インターナショナル・コンペディションにノミネートされている
「真珠のボタン」を監督した
パトリシオ・グスマン監督の「チリの戦い 三部作」は
1973年に起きたもう一つの9.11と言われている
革命を描いた作品。
アメリカの雑誌「シネアスト」で
「世界で最も優れた10本の政治映画のうちの1本」と
評された歴史的作品です。
最新作「真珠のボタン」で
私はパトリシオ・グスマン監督を知りましたが、
その後に前作「光のノスタルジア」を鑑賞し、
今回の 「チリの戦い 三部作」で
監督自身の根底にあるチリの歴史、
私はその一部しかまだ理解出来ていないですが
アジェンデ政権からひっくり返ったピノチェト政権までの話を映画で観て
もうひとつのチリを知れたように思います。
そもそも、「チリの戦い 三部作」を知っていれば
さらに「真珠のボタン」「光のノスタルジア」も
より理解できたのだと思いますが・・。
(こういった社会派の作品は私のような拙い人間が言葉にするのは
とても陳腐で申し訳ないのですが、
今回の映画祭ではドキュメンタリーに特化したものとあって
非常に難題で繊細な作品が多かったものですから・・)
1973年に撮影されたこの作品は
私が生まれるたった10年前の話で
映画そのものは全編白黒で描かれ、
なぜか遠い昔のようにも感じる。
ほんの40年前に
南米チリではこんな無茶苦茶な政権が
成立していたことに恐ろしさを覚えます。
(左:パトリシオ・グスマン監督)
チリの美しい側面とダークな側面を取り持った
「真珠のボタン」「光のノスタルジア」
是非、チェックして頂ければと思います。