「惑星ソラリス」
(ソビエト連邦/1972年/監督:アンドレイ・タルコフスキー/165分)
2作品目を鑑賞しました。
タルコフスキーの作品の中でも
よく知られている「惑星ソラリス」。
SF映画の中でも70年代のものは特別興味をそそるように感じます。
スタンリー・キューブリック監督の「2001年 宇宙の旅」や
ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督の「あやつり糸の世界」などの
方向性は私はとても好きなので
その気持ちを期待して見に行ったところもあります。
(当監督は一色端にして欲しくないと言いそうだけど・・)
タルコフスキーの描くSFは
様々な要素が入り混じるとても複雑なストーリーで
核心に迫り切らない描写は音楽や映像の撮り方も相まって
観客の不安や余計な恐怖感から更にストーリーの展開に深みを増す
思わぬ感情を惹き起こさせるものだったように思います。
全体の作品のトーンと
交互に現れる宇宙ステーション、惑星ソラリス、地球の静かな自然と極端な対比として
上げられる高度経済成長の東京の首都高。
音楽のセレクトも映像の質感も絶妙で素晴らしく面白い作品でした。
その他の作品も時間が許す限り
劇場で拝見したいものばかり。