(スウェーデン・ノルウェー・デンマーク/2016年/監督:アマンダ・シェーネル/108分)
先日、「サーミの血」を鑑賞してきました。
この映画を通してサーミ人ののことを知りました。
彼らの歴史を辿ると心ない差別に晒された過去がありました。
本作はサーミ人としての運命を背負った少女エレ・マリャが
自分の運命に葛藤しつつ、外の世界へ切望し成長していく物語。
東京国際映画祭にて最優秀女優賞を受賞した
エレ・マリャ役演じ実際にもサーミ人である
レーネ=セシリア・スパルロクの存在感が光ります。
自由と権利を求めて生き抜く決意と勇気を纏った彼女のまっすぐな瞳は
他に無い俳優としての佇まいがあります。
映画の中では国の政策や多数民族社会からの偏見や差別が大きなテーマとして
描かれる一方で
自分の置かれている状況に屈せず
新たな活路を見出す少女の選択は
思春期に誰しも経験する感覚に少し近しいように感じます。
サーミ族のみならず
文化や歴史と共存、そして継承していくことの大切さなど
多くのことを学ばされる作品でした。
本作は9月16日(土)より、新宿武蔵野館、
アップリンク渋谷ほか全国順次公開です。