2015年1月7日水曜日

THE ACT OF KILLING


(2014年/イギリス・デンマーク・ノルウェー/166分)


年末はずっと観たいと思っていたこの1本を。

公開中に友達の悠ちゃんから
観るべき映画と勧められて気になっていたんだけど、
結局劇場では観れず
偶然にもこのDVDを購入したNAKAOちゃんから
お借りして無事に観ることができました。

作品としてはかなりデリケートで重々しい内容なのですが
この映画は観るべき作品、知るべき事実が込められています。



昨今はSNSの発達で
その種のプロでなくても情報を入手することは容易いと思います。

日常生活で情報は常に目の前にあり、
それに目を留めて探るも
信じるのも疑うのも個人の自由です。

ただ、現代人は情報は常に得れるのが実情。
そんな便利な世の中になったと定義付けて良いのか、、

1960年代のインドネシアで
現代では想像も出来ない規模の100万人以上の虐殺が
今も広く知られていないという事実には驚きです。

作品の中でももっとも心に残るひとこと
「勝者が定義を決める」

当時、虐殺を行った当事者たちが政治を牛耳っているという事実を
この映画の中では真実を曲げずに伝えています。

とても信じがたいことですが、
これが紛れもない事実なのです。

衝撃の166分の後のエンドロール。

多くの方が匿名でした。

この映画制作が政権に対する反逆行為とみなされると
インドネシア政府に罰せられる危険がまだあると言います。

この問題はインドネシアのみが抱える問題ではなく、
ねじ曲げられた歴史には多くの国が関わっているそうです。

DVD特典映像では
この映画の製作総指揮を担ったヴェルナー・ヘルツォーク監督が
「ドキュメンタリー映画の在り方が変わってきている」
というのも印象的です。

ただ伝えるだけではなく、
当事者の心に訴えかける新しい報道映画です。